どんブランコ

突然だが、今日は少し昔の話をする。あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へせんたくに行きました。おばあさんが川でせんたくをしていると、ドドリアドドリアと...おっとすまん。まちげえたわ。

 

わたしは中学生の頃、テニス部に所属していた。地元ではそこそこ強豪であり、顧問も優しく指導してくれ、初心者ながらも、毎日良い汗を流しながら練習に励んでいた。

そんなある日、温厚な顧問が突然ブチ切れた。「テニスコートにブランコを作ったやつは誰だあああぁ!!!」と。

そこには手作りではあるが、立派なブランコがあった。今振り返っても、誰が、何の目的でブランコを作ったのか意味が分からない。なぜかこのエピソードは、個人的に、"中学校の部活と言えば"の中でまあまあ初めに頭に浮かぶ。別に言葉にはしようとは思わない。特別、面白いわけでもない。特にハイジが好きなわけでもない。でも、こういうのってあるよね。うんうん、あるある。あれ、さっきシャンプーしたっけ?と髪を2回洗ってしまうスパイラルに絡まることもあるよね。うんうん、あるある。

ただ、そのとき、顧問はドドリアが悟飯とクリリンへの追撃に向かったまま戻ってこないのを心配するザーボンさんに対し、確かに言った。「あんなガキどもを捕まえられないようなバカはほっておきましょう」と...おっとすまん。またまちげえたわ。